omochi choir

ブログを書きます

誠意の編み目は粗いか細いか

・一日の中で思い出したこととか、起きた出来事で日記を書こうと思ったのに一日中寝てしまった。

 

・夢を見た気がするけど、夢は忘れてしまう。

 

・あ、読んだ本の話とかしようかな。

 

・『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』という本を読んだ。

 

・タイトルの通りのエッセイ。ヴィレッジヴァンガードで店長をしていた花田菜々子さんが、仕事や家庭やいろんなことで悩んで、いろんな人と話して、前を向いていく。

 

・自分で自分の行く末を変えていく、っていうパワーに溢れる本だった。とても元気が出た。ずっと気になっていた本だったけど、このタイミングで読めて良かったな。

 

・昨日書いたホームパーティーを一緒にした友達二人はもともとTwitterのフォロワーで去年の年末に初めて会ったんだけど、なんかずっと友達みたいな気がする。すごくいい出会いだったと思うし、二人にとってもそうであって欲しい、と思うような相手だ。

 

・友達を作る、ということについてわたしは年々積極的になっていると思う。

 

・というか、先入観を伴った人間の好き嫌いがなくなっていってるのかもしれない。

 

・昨日書いた◯◯が好きな人は仲良くなれないだろう、みたいなのもあったし、◯◯を身につけてる、とか、◯◯が趣味、とか、なんかそういう表層的な条件でふるいにかけていた、そのザルの編み目を粗くすることができるようになってきて、そんなわたしのことがなかなか好きだ。

 

・例えば、他者の尊厳を大事にすることができるとか、誠意を持って人と付き合うことができるとか、そういうことが編み目になってきた。そこさえするりと通ってくれたら、どんな服を着ていて、どんな本を読んでいて、どんなことが趣味でも、わたしはその人に興味を持って仲良くなりたい、と感じる。 

 

・粗くなってるわけじゃないのかな。もしかしたらより細かくなってるのかもしれない。どうなんだろう。

 

・ふるいにかけていた、いる、とかいうと「選ぶ側」のような感じがするが、もちろんそんなことはなくて、そばに寄っていくとか、話しかけてみるとか、そういうのをするかしないか、ってことだ。

 

・もちろん話してみて嫌な感じが全くしなかったとしても合う合わないはあって、誰とでも運命的に仲良くなれるわけではないけど、それでも話をしたり、聞いたり、心地よく感じる。

 

・わたしは周囲の人に恵まれているな、と本当に感じる。でもそれはわたしがその人たちと一緒にいたいと望むからだし、そのためにそれに見合った人間でいようと心掛けているからだと思う。自然なことではない。

 

・いろんな人と関わりたい、実態を持ったわたしでも、インターネットのわたしでも、いろんな人の中に存在したいと感じるし、わたしの中にもいろんな人の存在があって欲しいと感じる。

 

・昨年度のわたしは完全に個としての自分をどう保つか、展開するか、ということに終始していたと思う。必死だった。関わりに消耗したから、ということもある。でも、今は関わりたいと思える。今年度はもう少し他者との関わりを意識して生活してみようかな。

 

・一日中家にいて本を読んで寝るのはダメってこと!