omochi choir

ブログを書きます

見えない線を越えた先

 

・やっぱり、もうここまできたら、みたいなのってよくないって思う。どうしても。だってその見えない線を越えたら、越えたもん勝ちになっちゃう。

 

・なんか匂わせみたいになったけど、普通にオリンピックの話です。

 

・アスリートの人たちは頑張ってほしい。やるからにはやる、っていうアスリートの人たちのことは誰も責められないと思う。

 

・でも別に見る側はやるからには応援する、をしなくていいと思う。応援する、をしてもいいと思う。

 

・わたしもオファーされてる舞台あったら出ると思うし、観に来られない人がいたとしてもそれを絶対に責めないので。

 

・去年の今頃に新型コロナウイルスに感染して、10日間くらい入院した。

 

・アルバイト先のコールセンターがクラスターになった。体調が悪くて休んだ人がいて、その翌日にはその人がPCR検査を受けたってことを周知されて、家に着いたらすごく喉が痛かった。

 

・その翌日かな?熱が38度を超えて呼吸が苦しくなって、自転車を運転していて車に轢かれた瞬間(そのあと普通に意識もあったし打撲と膝が剥離骨折したくらいの怪我だったので本当に当たった瞬間だけ)以来で、もしかしたら死んじゃうってことがあるのかもしれないな、と思った。

 

・そもそも喘息の持病がある。子どもの時に数日入院したことがあるくらいの喘息。

 

・入院とかその他のHOWTO的なことは書くつもりはない。もういろんな人が書いてると思う。わたしが感染した時には日に300人ほどだった感染者数ももう2000人近い。

 

・今年の5月、有観客で行われる演劇の公演に出演する予定だった。その公演は情勢を鑑み、中止。劇中歌などの動画を撮影しDVDを販売することになった。

 

・わたしは感染したことがあるし、めちゃくちゃつらかったです。ということはもし有観客で公演をすることになっていたらそのときに発信する予定だった。なんか、それを隠して、リスクのある中で足を運んでもらうのはどうしてもフェアじゃない気がしたからだ。

 

・本当にめちゃくちゃきつかったし、死ぬかもって思った。その状態に、わたしを見にきた人がもしかしたらなっちゃうかもしれない。わたしを見たせいで。

 

・だったら、出演をキャンセルするべきだったのかもしれないけど、結果論だが、視野を広く、中止の判断をきちんとしてくれた団体だからこそ、絶対がない中でもベストを尽くして公演をしてくれると信じて出演することにした。

 

・なんだろう、結局なにが言いたいのかわからなくなっちゃった。

 

・東京に住んでいるわたしの周りでも感染した人は少ない。感染した人でも無症状だった人がほとんどだ。でも、本当に怖いんだよ。本当に誰にもなってほしくない。

 

・わたしが演劇を今やっていない理由はまあもちろんいろいろある。演劇をやらない生活ってものの面白さに気づいてきたからなんとなくそれをちゃんと掴んでみたいとかそういうのとか。

 

・でも、やっぱり自分と自分を好きでいてくれる人の、比喩ではなく文字通り、命を預けられるほど信頼はそう簡単には築けない、というのが大きい。

 

・ここまできたらやるしかない、とか、積み上げてきたものが無駄になる、とか、当たり前の感覚で、やらなかった場合の損失も当たり前にあって、まじで嫌なんだけど、多分それが最悪ではないんだよね。

 

・一生の一度のイベントっていろいろあるけど、なんてことない日々だって一生に一度で、人生そのものが一生に一度の積み重ねだと思う。

 

・あー、なにが言いたいんだろ、別に浮かれるな!とかそういうことが言いたいわけじゃなくて、うえーん、わからない。でも、なんか、自分はこう思ってるよ、ってこと、たまらなく、言わなきゃって思ったの。そういうことあるでしょ?