omochi choir

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誕生日に寄せて

9/14 27歳になった。


26歳のわたしは人前で何かパフォーマンスをすることが一度もなかった。(パフォーマンスをした映像を見てもらう機会はあった!)

 

おそらく初めて舞台に立った11歳のときから、そんな年なかったな。だけど、不思議と、というか、なんというかアイデンティティが揺らぐような感覚は一切なく、むしろ自分がどうして演劇をしていたのか、何を得ようとして、何を与えようとして、演劇を選んだのか、なんとなくわかったような、思い出したような、そんな一年だった。

 

専門的に勉強したことといえば演劇しかないし、多分趣味の時間とか、遊ぶ時間とか、そういうのも演劇に費やしてきたと思う。

 

小学校の卒業アルバムの文集、将来の夢は「俳優になること」。その理由は「明日、自殺しようとしている人がいる。私には金も力もないのでその人たちを救えない、でも、もしもそんな人に作品が届いたなら、思いとどまれるかもしれない、そんな力が演劇にはある、という人の言葉に感激し、そんな演劇がやりたいと思ったから」というような感じだ、と書いてある。20歳そこそこになってそれを読んだわたしは、ふーん、と思った。ほんとかよ!とも思った。

 

でも、本当だったなって今年を過ごして思った。わたしは人に影響を与えたくて演劇を始めたんだ、そして、影響を与えさせてくれた人からの影響を受けたかったんだと思う。

 

演劇にはカーテンコールというものがある。芝居が終わり、役者が舞台に並び、感謝をし、拍手をもらう。そんなもの。その拍手はもうなんか幸福とか達成感とかなんかそういうものが可視化できる濃度で自分を包み込む。作品(またそれを構成する要素としての自分)が与えた影響の反響。

 

昨今のマイブームである生活はそれの最小単位だ。一対一で影響を与え合う。恋人、友人、家族。そして、生活にもカーテンコールのような瞬間はくる、そんなに大袈裟じゃないけど、大事にしたいような瞬間が折々にある。

 

今年は個人で起こせるその波をもう少し広げていきたいと思う。どうやって、かはわからない。まだ。

 

去年の目標は

だった。

 

わたしが満足いくわたしで居続けること、それはなかなか達成したんじゃないかな。と思う。あと、もう一つの目標である、わたしだけの力でみんなをオーッ!とさせる、というのはまだ全然達成していない。からこれは継続だな。

 

今年の目標は

 

自分自身の全てを確固たるものに確立していきたい。考えたことを言葉にする、形にする、積み上げる、還元する、その結果がオーッ!に繋がればなおよし、かな。

 

家族、恋人、友人、気にかけてくれている全ての人々のおかげでなんでもないわたしはしゃんと立てている。感謝だな。これからも態度だけは一丁前でやっていくぞー。