荒々しい毛筆で伝えたいこと
・今日は全然落ち込んでない。
・今日は恋人が恋人の実家から送られてきた美味しい〜お肉を焼いてくれた。
・近江牛
・「近江牛の味わいに、人間味をのせて。」って書いてあった。食べるまでは人間味?って思ってたけど、完全に人間味のってたわ。
・ラーメン屋の壁に貼ってある熱量ポエムとか、なんかわたし飲食店が出してる、その、伝えたい!という気持ち、かなり好き。
・結局食べないとなーんもわからんってところも含めて好きだな。
・人間メシさえ食ってりゃなんとかなる。
・荒々しい毛筆
・ステーキを食べたあとは恋人と近所を散歩した。
・大きな橋の上で立ち止まって話をしていたら、恋人の視線が欄干の上でチラチラ動くのでなんだろうな、と思っていたら大きい蜘蛛を見ていた。
・昼間は気づかないけど、夜は欄干だけ明るくライトがつくので虫がたくさん集まっていた。そして、その虫を効率よく食べるために蜘蛛がたくさん巣を作っていた。
・大きい蜘蛛、中くらいの蜘蛛、小さい蜘蛛といろいろいたけど、大きい蜘蛛が一番巣作りが上手で巣も大きかった。小さい虫がたくさんついてた。
・そんなようなことを蜘蛛や蜘蛛の巣をじっと見ながら話して、楽しいなあと思ったし、こういうの楽しいなあと思えて嬉しかった。
・明日はなにしようかなあ。
・本を読んだり知らないことを勉強したりしようね。図書館にも行きたいな。
・わたしは自分のことをわりと狡猾だと思っていたけどなんかもしかしたらそんなことないのかもしれない。意外と損得勘定が自分の優先度の中で上にくることってないし。
・人から評価されたり褒められたりすると、表に出してる感じは偽りで本当は小器用で薄暗い狡猾な小心者なのに…虚構の私が評価されてる…と思ってた。
・でも、わたしって「本当は小器用で狡猾な小心者が偽りでつくるような人格」なのかもしれない。
・何が言いたいかっていうと、わたしって素でめちゃくちゃ優しくて明るくて穏やかでちょっと不器用だけど陽気な女の子かもしれないです…。
・でもそれって結局環境がそうさせてくれてるってことです。
・人格なんていうものは置かれた場所でどんなふうにも変化する不確定なものと思う。
・まあでも常に最善を尽くしたいし、最善は何か、ということを考えることをやめたくないですね。